労災保険の適用範囲について知りたい!
労災保険は、従業員が業務中にケガをしたり、病気になったり、死亡した場合に適用されます。
仕事ができなくなった間の治療費や休業補償などの支援をする法定保険です。
労災保険の適用範囲は非常に広範囲にわたります。
たとえば、工事現場での転倒や機械による事故、倉庫での物品の落下などが起こった場合。
他には建設現場で作業している従業員が落下物に当たり、ケガをした場合。
このようなケースで治療費や休業中の賃金が労災保険から支給されます。
そして対象となるのは仕事中だけとは限りません。
通勤中に事故が発生した場合も、労災保険の適用を受けることができます。
主に自宅から職場、または職場から自宅へ移動する途中で発生した事故が該当します。
通勤災害は通勤が業務に関連している必要があります。
たとえば、自宅から職場に向かう途中で自転車に乗っている従業員が交通事故に遭った場合、その事故は通勤災害として扱われ、労災保険による補償が適用されます。
また、間接的な要因も適用の対象です。
例えば、長時間の作業による過労やストレスが原因で精神的な疾患を発症したり、化学物質や有害物質に長期間さらされた結果、肺疾患などを発症した場合が該当します。
非常に広域な適用となりますので、不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。